捕獲岩

捕獲岩(ほかくがん、xenolith、ゼノリス[1])は、火成岩に含まれる異種の岩石片のこと。マグマが上昇してくる途中で周りから取り込まれたもので、マグマのにより変成している場合が多い。

XenolithSierra
花崗岩中の斑れい岩質の捕獲岩

脚注

  1. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説”. コトバンク. 2018年2月18日閲覧。

関連項目

外部リンク

かんらん岩

かんらん岩(かんらんがん、橄欖岩、英: peridotite) は火成岩(深成岩)の一種で、SiO2 成分に乏しい超塩基性岩に分類される。主にかんらん石からなり、そのほかに斜方輝石、単斜輝石などを含む。

オーブライト

オーブライト(Aubrite)は、1836年にフランスのニヨンに落下した小さなエイコンドライト隕石Aubresに由来する隕石の分類である。主に輝石、頑火輝石(エンスタタイト)で構成され、エンスタタイト・エイコンドライトと呼ばれることもある。火成作用を受けている点で、原始的なエンスタタイト・エイコンドライトとは区別され、小惑星で形成されたことを示す。

オーブライトは通常明るい色で、茶色の融けた殻を持っている。大部分のオーブライトは高度に角礫岩化しており、しばしば「月」が起源のように見えると言われる。

オーブライトは、主に鉄が少なくマグネシウムが多い斜方輝石または頑火輝石の白い大きな結晶から構成されている。このマトリックスの周囲に、少量のカンラン石、ニッケル鉄金属、トロイライトの相が存在し、強い還元環境下で火成されたことを示している。大部分のオーブライトは、高度に角礫岩化しており、親天体の激動の歴史を証明している。またコンドライトの捕獲岩を含むものもあり、親天体は、”F-コンドライト”組成の小惑星と衝突したと考えられている。

オーブライトのスペクトルを小惑星のスペクトルと比較すると、ニサ族のE型小惑星のものと非常に似ている。小さな地球近傍天体のエゲルは、しばしばオーブライトの親天体であるとされる。

コーサイト

コーサイト(coesite、コース石)は、鉱物の一種。化学組成は SiO2(二酸化ケイ素)、結晶系は単斜晶系。

サッターズミル隕石

サッターズミル隕石(サッターズミルいんせき、英: Sutter's Mill meteorite)は、2012年4月22日にアメリカ・カリフォルニア州に落下した炭素質コンドライトである。一般的な炭素質コンドライトとは異なり、変成度合が様々な砕屑物が堆積し固着したレゴリス角礫岩(ブレッチャ)で、その中に細かい捕獲岩を含んでいる。地上に到達し回収された隕石としては、過去最高の速さで大気圏に突入した。隕石の落下から、最初の破片の回収までも非常に早かったため、太陽系研究において貴重な試料となっている。

レルゾライト

レルゾライト(英語: Lherzolite)あるいは複輝石かんらん岩は、超塩基性火成岩に分類されるかんらん岩の一種である。50%-90%のかんらん石のほかに斜方輝石と単斜輝石を含む粗粒な岩石で、副成分としてクロムスピネル、ザクロ石を含む。レルゾライトはオフィオライト複合岩体の下部、アルプス型かんらん岩体、中央海嶺に伴う破断帯、アルカリ玄武岩やキンバーライトパイプ中の捕獲岩から産する。スピネルレルゾライトは玄武岩質マグマの供給源の一つである。

最も浅い部分で形成されたレルゾライトは、玄武岩質成分にやや枯渇するが、より深いところでは玄武岩質成分に肥沃なレルゾライトとなる。肥沃なレルゾライトのなかでも浅い深度(20-30 km)で生成したものは斜長石を含み、斜長石レルゾライトとなる。より深いところでは斜長石は不安定でスピネルに置き換わり、スピネルレルゾライトとなる。さらに深いところ(約90 km)では、パイロープが最も安定なアルミナ相となる。パイロープを含むザクロ石レルゾライトは深さ300kmまで広がる上部マントルの主要な構成成分である。

月の下部マントルはレルゾライトからなると考えられている。

ローソンヒノキ

ローソンヒノキ (Chamaecyparis lawsoniana) はヒノキ科ヒノキ属の樹木。

地球科学に関する記事の一覧

地球科学に関する記事の一覧(ちきゅうかがくにかんするきじのいちらん)。

以下の項目は、地質学・鉱物学の諸分野(岩石学・古生物学など)、地球物理学の諸分野(地震学・気象学・測地学など)、地理学の自然地理的分野(自然地理学、地域地理学など)、海洋学、惑星科学を含む。

大石まさる

大石 まさる(おおいし まさる、1972年10月16日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。

岩石

岩石(がんせき)とは、世間一般には、岩や石のこと。石の巨大なもの、特に無加工で表面がごつごつしたものを岩(いわ)と呼び、巌、磐とも書く。

学術的には、自然的原因による起源をもつ、数種あるいは一種類の鉱物や準鉱物(火山ガラスなど)の集合体を指す。たとえば、花崗岩は、石英、長石、雲母、角閃石など、さまざまな鉱物の集まりから成る。露頭での見かけ(産状)上は、層状である岩石(成層岩・層状岩)を地層と呼ぶのに対し、貫入している(貫入岩)か塊状のもの(塊状岩)を岩石として区別する。岩石は地球表層の地殻と上部マントルの一部をはじめ、他の地球型惑星や小惑星、衛星を構成する主要な物質である。

地殻の岩石は成因的に、マグマ(岩漿)が冷え固まること(火成作用)でできる火成岩、岩石の砕屑物、生物の遺骸、化学的沈殿物などが堆積または沈積(堆積作用)し、固結(続成作用)してできる堆積岩、既存の岩石が高い温度と圧力を受けて固体のまま組成や構造が変化(変成作用)してできる変成岩の3つに大きく分類することができる。さらに、共に地球の内部でできた岩石である火成岩と変成岩をまとめて内成岩、地表(地球の外部)でできた岩石である堆積岩を外成岩として大別する方法もある。

藤井敏嗣

藤井 敏嗣(ふじい としつぐ、1946年12月6日 – )は、日本の地球科学者、理学博士(東京大学、1975年)、東京大学名誉教授。専門は岩石学、マグマ学。

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