女王陛下万歳

女王陛下万歳』(じょおうへいかばんざい)又は『神よ女王を守り給え』(かみよじょおうをまもりたまえ、God Save the Queen)は、多くの英連邦王国およびイギリス王室属領で使用されている賛歌アンセム)である。

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)およびイギリス海外領土の事実上の国歌であり、ニュージーランド(1977年〜)の二つの国歌のうちの一つである。オーストラリア(1984年〜)およびカナダ(1980年〜[1])、ジャマイカツバルマン島[2]では王室歌 (Royal Anthem) として公式に採用されている。ジャージー[3]ガーンジー[4]マン島[5]においても、イギリス王室属領の立場では公式な国歌である。

公式行事などで使用される場合、通常第1節のみが歌われる。

時代により王が女性 (Queen) ではなく男性 (King) である場合、曲名は『国王陛下万歳』(こくおうへいかばんざい)又は『神よ国王を守り給え』(かみよこくおうをまもりたまえ、God Save the King)となり、歌詞も変わる。

God Save the Queen
和訳例:女王陛下万歳
関連画像
1745年10月15日のThe Gentleman's Magazineに掲載された初期の譜面。掲載ページのタイトルは "God save our lord the king: A new song set for two voices" 。

歌の対象
国歌として
イギリスの旗 イギリス海外領土
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
ジャージー島の旗 ジャージー島
ガーンジー島の旗 ガーンジー島
ノーフォーク島の旗 ノーフォーク島
王室歌として
オーストラリアの旗 オーストラリア
バハマの旗 バハマ
バルバドスの旗 バルバドス
ベリーズの旗 ベリーズ
カナダの旗 カナダ
グレナダの旗 グレナダ
ジャマイカの旗 ジャマイカ
セントクリストファー・ネイビスの旗 セントクリストファー・ネイビス
ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島
ツバルの旗 ツバル
マン島の旗 マン島

別名 God Save the King
(国王陛下万歳(王が男性の時))
作詞 ヘンリー・ケアリー
作曲 不明
試聴
女王陛下万歳(演奏)

概要

イギリスにおいて国歌として法律で制定されてはいないが、一般に国歌として広く認知されている(連合王国の構成国であるウェールズ北アイルランドスコットランドでは独自の国歌を持ち、サッカーなどウェールズ、スコットランド[6]が個別に代表を出しているスポーツの試合では、女王陛下万歳ではなく、それぞれの国歌が演奏され歌われる)。かつてイギリス連邦諸国でも国歌として採用されていたが、現在は公募などによって別の歌を国歌として採用している。ニュージーランドでは今日でも『神よニュージーランドを守り給え』とともに国歌のひとつである。カナダオーストラリアバハマジャマイカマン島では王室歌 (Royal Anthem) として採用されている。イギリス連邦ではないが、リヒテンシュタインでは同じ旋律を流用して独自の歌詞を乗せて国歌としている(かつてのスイスドイツ帝国ザクセン王国ロシア帝国アメリカ合衆国も同様であった)。

動詞が三単現「saves」ではなく「save」なのは、神に対する加護の要請を示す仮定法現在、いわゆる祈願文であるためである[7]

公式の場で斉唱する場合であっても女王(国王)自身は歌唱しない[8]

歴史

旋律自体は1515年フランス国王フランソワ1世の戴冠式に讃歌として作られたDomine, salvum fac regem (主よ、王を讃えよ)があるなど、少なくとも16世紀まで遡れることが出来るもののあくまで君主を讃える歌であり国歌とは看做されていなかった[9]

1744年にイングランド上陸に失敗した小僭王チャールズ・エドワード・ステュアートは、1745年に側近のみを引き連れてスコットランドに上陸した。ハイランド地方氏族は小僭王の下に結集し、政府軍をプレストンパンズ (Prestonpans) において破り、以後ジャコバイトはイングランドへ向けて侵攻を開始した。ジャコバイトがイングランド中部ダービーまで南下してロンドンを脅かす中で、トマス・アーンは君主と国家の安寧を祈って「神よ、国王陛下を護り給え」を編曲した。

1745年9月28日、ドルリー・レーン王立劇場 (Theatre Royal, Drury Lane) においてベン・ジョンソンの喜劇『錬金術師』 (The Alchemist) 終演後に公式に演奏され、以後ロンドン各地の劇場で演奏されるようになって爆発的に広まった。

ただし、以上はあくまで現在確認されている公式の初演の経緯であり、アーンが自ら作曲したとは考えられていない。1740年ヘンリー・ケアリーが作曲したという説もあれば、さらに遡って16世紀の聖書の詩句、賛美歌にその起源を求める声もある。そもそもイングランド起源ではなく、ジャコバイトの側の歌であり、フランスから輸入されたものだとする者もいる。このように多くの研究があるものの、明確な起源は今なお判明していない。

歌詞

女王ではなく国王が在位している場合は、Queenの代わりにKingを、herの代わりにhimを用いる。また3番の第6行は"With heart and voice to sing"となる。

国歌として通常歌われるのは1番である。曲が短いために2コーラス歌われることがあるが、その場合、好戦的な2番ではなく、立憲君主制を想起させる3番が付け足される。BBCプロムスでは1・2番が歌唱される。2012年ロンドン・オリンピック開会式などでは1番3番が歌われた。

6番は、ジャコバイト蜂起の記憶が薄れイングランドスコットランドの融合が進む中で、19世紀初頭にはほとんど歌われなくなった。近年になって「反逆せしスコットランド人を破らしめむ」という節がスコットランド住民を敵視するものだとして、6番を削除する案が一部議員から提出されているが、反対意見が多くまだまとまっていない。歌詞に出てくるウェイド元帥とはジャコバイト鎮圧やオーストリア継承戦争で活躍した軍人ジョージ・ウェイドのことである。

英語原詩 邦訳例
1.

God save our gracious Queen,
Long live our noble Queen,
God save the Queen:
Send her victorious,
Happy and glorious,
Long to reign over us,
God save the Queen.

おお神よ我らが慈悲深き女王(国王)を守りたまへ
我らが気高き女王(国王)よとこしへにあれ、
神よ女王(国王)を守りたまへ:
君に勝利を
幸福を栄光をたまはせ
御世の長からむことを:
神よ女王(国王)を守りたまへ

2.

O Lord, our God, arise,
Scatter her enemies,
And make them fall.
Confound their politics,
Frustrate their knavish tricks,
On Thee our hopes we fix,
God save us all.

おお主よ、神よ、立ち上がられよ
汝と君の敵を消散せしめたまへ
打ち砕きたまへ
彼らが策を惑はしたまへ
彼らが騙し手を挫きたまへ
我らが望みは汝の上に!
神よ我等を救いたまへ

3.

Thy choicest gifts in store,
On her be pleased to pour;
Long may she reign:
May she defend our laws,
And ever give us cause
To sing with heart and voice
God save the Queen.

汝が選り抜ける進物の
君に喜びと注がれむことを;
御世の長からむことを:
我らが法を守りたまひ
絶えず理想を与へたまへ
声無きも声高きも謳ひぬ(歌ふ心で歌ふ声で)
神よ女王(国王)を守りたまへ

4.

Not in this land alone,
But be God's mercies known,
From shore to shore!
Lord make the nations see,
That men should brothers be,
And form one family,
The wide world over.

神の御慈悲は
この御土のみでなく
そのくまなきに知らるる!
主はこの御国に、この広き世界の
全て人間は一つ兄弟たり、
一つ家族たることを知らしめす

5.

From every latent foe,
From the assasins blow,
God save the Queen!
O'er her thine arm extend,
For Britain's sake defend,
Our mother, princess, and friend,
God save the Queen!

闇に潜みし敵より
暗殺者の魔の手より
神よ女王(国王)を守りたまへ
君が上に汝が腕を広げ
ブリテンが為に防がむ
我らが母(父)にして君にして友
神よ女王(国王)を守りたまへ

6.

Lord grant that Marshal Wade
May by thy mighty aid
Victory bring.
May he sedition hush,
And like a torrent rush,
Rebellious Scots to crush.
God save the Queen!

主はウェイド元帥をして
その強き祐けにより
勝利をもたらしめむ
乱を制しめむ
轟々たる濁流の如くして
反逆せしスコットランド人を破らしめむ
神よ女王(国王)を守りたまへ

その他

脚注

  1. ^ MacLeod, Kevin S. (2008), A Crown of Maples (1 ed.), Ottawa: Queen's Printer for Canada, p. I, ISBN 978-0-662-46012-1 2010年6月25日閲覧。
  2. ^ Isle of Man”. nationalanthems.info. 2010年8月17日閲覧。
  3. ^ CIA. “Jersey (British crown dependency)”. The World Factbook. 2011年4月15日閲覧。 ISSN 1553-8133
  4. ^ CIA. “Guernsey (British crown dependency)”. The World Factbook. 2011年4月15日閲覧。 ISSN 1553-8133
  5. ^ CIA. “Isle of Man (British crown dependency)”. The World Factbook. 2011年4月15日閲覧。 ISSN 1553-8133
  6. ^ 北アイルランドはサッカーにおいてはイングランドとともに女王陛下万歳を国歌に用いている
  7. ^ 中山祥一郎「名詞節中の仮定法現在について」、『大同工業大学紀要』34(1998): 29-31, p. 29
  8. ^ The National Anthem - God Save the Queen 0分39秒~1分07秒、女王自身は歌っていない。
  9. ^ エステバン・ブッフ『ベートーベンの『第九交響曲』』(鳥影社 2004年)「第一章 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング』とヘンデル崇拝」pp.19-38。

関連項目

外部リンク

イギリス統治下のビルマ

ビルマ(イギリス領インド帝国)

国歌: 女王陛下万歳

イギリス統治下のビルマ(イギリスとうちかのビルマ)は、英緬戦争を発端に1824年から1937年までイギリス領インド帝国の一州として続いた。その後分離した植民地を経て、最終的には独立国となった。

イギリス領セイロン

イギリス領セイロン

British Ceylon

国の標語: 女王陛下万歳

イギリス領セイロン(英語: British Ceylon シンハラ語: බ්‍රිතාන්‍ය ලංකාව Britanya Lankava タミル語: பிரித்தானிய இலங்கை Birithaniya Ilangai)は、1815年から1948年までスリランカに存在したイギリスの植民地。首都はスリランカ西海岸のコロンボ。成立当初内陸のキャンディ王国は保護国であり、領土に含まれていなかった。しかし1817年以降はセイロン島の全域をその支配下においた。

イギリス領ヴァージン諸島

イギリス領ヴァージン諸島

British Virgin Islands

イギリス領ヴァージン諸島(イギリスりょうヴァージンしょとう)は、カリブ海の西インド諸島にあるイギリスの海外領土(自治領)である。ヴァージン諸島の東側半分。西側は、アメリカ領ヴァージン諸島。東には英領アンギラがある。

イングランド

イングランド

England

国の標語:Dieu et mon droit(フランス語)神と我が権利

国歌:公式にはなし(詳細は「イングランドの国歌」参照)。女王陛下万歳、希望と栄光の国 、エルサレム (いずれも非公式)

1少数言語としてコーンウォール語も存在する。コーンウォール語でのイングランドの呼称は「Pow Sows」。2839年のエグバートが初めてイングランドを統一した君主だが、肩書きはイングランド王ではなく、ブレトワルダ(覇王)であった。学校の歴史では、1066年のウィリアム征服王とされている。

イングランド(英: England)は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの「国」(英: country)の一つである。人口は連合王国の83%以上、面積はグレートブリテン島の南部の約3分の2を占める。北方はスコットランドと、西方はウェールズと接する。北海、アイリッシュ海、大西洋、イギリス海峡に面している。

イングランドの名称は、ドイツ北部アンゲルン半島出身のゲルマン人の一種であるアングル人の土地を意味する「Engla-land」に由来する。イングランドは、ウェールズとともにかつてのイングランド王国を構成していた。

ガーンジー

ガーンジー

Bailiwick of Guernsey(英語)Bailliage de Guernesey(フランス語)

地域の標語:不明

地域の歌:God Save the Queen 女王陛下万歳Sarnia Cherie 愛しいガーンジー

ガーンジー(英: Bailiwick of Guernsey)は、イギリス海峡のチャンネル諸島に位置するイギリス王室属領(英: Crown dependencies)である。首都はセント・ピーター・ポート。

ガーンジーは、ガーンジー島のほか、オルダニー島、サーク島、ハーム島、ブレッシュ島、ジェソー島などの小島を含む。

イギリス王室属領であり、イギリス女王をその君主としているが、連合王国には含まれない。そのため、内政に関してイギリス議会の支配を受けず、独自の議会と政府を持ち、海外領土や植民地と異なり高度の自治権を有している。 欧州連合にも加盟していない。したがって、イギリスの法律や税制、欧州連合の共通政策は適用されない。 ただし、外交及び国防に関してはイギリス政府に委任している。したがって、主権国家ではない。

コモンウェルスゲームズ

コモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)は、イギリス連邦に属する国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会である。オリンピック競技のほか、英連邦諸国で比較的盛んなローンボウルズ、7人制ラグビー、ネットボールなども行われる。主催はコモンウェルスゲームズ連盟。

ジャージー

ジャージー代官管轄区

Bailiwick of Jersey(英語)Bailliage de Jersey(フランス語)

地域の標語:不明

地域の歌:God Save the Queen 女王陛下万歳(公式)Ma Normandie 私のノルマンディー

ジャージー代官管轄区 (Bailiwick of Jersey) は、イギリス海峡のチャンネル諸島のうち、ジャージー島のほかマンキエ諸島 (the Minquiers) やエクレウ諸島 (the Ecrehous) などにより構成されるイギリス王室属領 (英語: Crown dependencies) である。主都はセント・ヘリア。

イギリス国王をその君主とするが、イギリスの国内法上は連合王国 (United Kingdom) には含まれないイギリス王室属領として位置づけられている。そのため、イギリスがその外交及び国防に関して責任を負うものの、内政に関してイギリス議会の支配を受けず、独自の議会と政府を持ち、海外領土や植民地と異なり高度の自治権を有している。欧州連合にも加盟していない。したがって、イギリスの法律や税制、欧州連合の共通政策は適用されない。

トケラウ

トケラウ

Tokelau

地域の標語:"Tokelau mo te Atua" (トケラウ語)"Tokelau for the Almighty"

地域の歌:女王陛下万歳

トケラウ (Tokelau) は、南太平洋にあるニュージーランド領の島嶼群及び自治領。旧称はユニオン諸島(英: Union Islands)。トケラウ諸島(英語: Tokelau Islands)のアタフ島、ヌクノノ島、ファカオフォ島の三つの環礁からなり、国際連合総会によって国際連合非自治地域リストに登録されている。

なお、同じトケラウ諸島に属するスウェインズ島(トケラウ政府の呼称は「オロセンガ島」)はアメリカ領サモアとなっており、トケラウ政府は返還を要求している。

ニヤサランド

ニヤサランド

Nyasaland Protectorate

国歌: 女王陛下万歳

ニヤサランド(Nyasaland)またはニヤサランド保護領(Nyasaland Protectorate)は、1907年から1964年まで現在のマラウイに該当する地域に存在したイギリスの保護領である。

ノーフォーク島

ノーフォーク島

Norfolk Island

地域の標語:不明

地域の歌:女王陛下万歳ピトケアン賛歌

ノーフォーク島(ノーフォークとう、Norfolk Island)は、太平洋にあるオーストラリア領の島。オーストラリアとニューカレドニアとニュージーランドの間に位置しオーストラリアの東、南緯29度02分、東経167度57分に位置する。面積34.6km2、人口2,210人(2014年)。主都はキングストン。

ベチュアナランド

ベチュアナランド保護領

Bechuanaland Protectorate

国歌: 女王陛下万歳ベチュアナランド保護領

ベチュアナランド(Bechuanaland)は、1885年3月31日から1966年9月30日まで南部アフリカに存在した、イギリスの植民地/保護領のこと。

マン島

マン島

Isle of Man(英語)Ellan Vannin(マン島語)

地域の標語:ラテン語: Quocunque Jeceris Stabit「投ぐればいずくにでも、立たん」

地域の歌:God Save the Queen 女王陛下万歳O Land of Our Birth(英語)Arrane Ashoonagh dy Vannin(マン島語) マン島賛歌

マン島(マンとう、マン島語: Ellan Vannin、またはMannin、英語: Isle of Man または Mann)は、グレートブリテン島とアイルランド島に囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する島。面積は約572km2。主都はダグラス。人口は80,058人(2006年時点)。

北ローデシア

北ローデシア保護領

国歌: 女王陛下万歳北ローデシア

北ローデシア(きたローデシア)はアフリカ南部に位置した旧イギリス保護領。1964年10月24日にイギリス連邦内ザンビア共和国として独立した。

南アフリカ連邦

南アフリカ連邦

Union of South Africa(英語)Unie van Suid-Afrika(アフリカーンス語)Unie van Zuid-Afrika(オランダ語)

国歌: 国王/女王陛下万歳(1910年 - 1957年)南アフリカの呼び声(1957年以降)

南アフリカ連邦(みなみアフリカれんぽう、英語: Union of South Africa、アフリカーンス語: Unie van Suid-Afrika、オランダ語: Unie van Zuid-Afrika)は、かつて南部アフリカに存在した立憲君主制国家、英連邦王国。

南ローデシア

南ローデシア植民地

Colony of Southern Rhodesia

国歌: 女王陛下万歳南ローデシア

南ローデシア(みなみローデシア、Southern Rhodesia)は、ローデシア地方の南半分。ジンバブエの旧称。

自由への賛歌

自由への賛歌(じゆうへのさんか、ギリシア語:Ύμνος εις την Ελευθερίαν)は、ギリシャとキプロスの国歌である。

1823年に、ディオニシオス・ソロモス (Διονύσιος Σολωμός) が記した158節からなる叙事詩の、公式には2節迄を歌詞としている。又、楽曲は1828年に、ニコラオス・マンザロス (Νικόλαος Μάντζαρος) が作曲した。1873年に正式にギリシャ国歌に制定された。

複数の国がひとつの楽曲の歌詞を変えて国歌としている事はいくつかあるが、詩、曲共に同一なのは国際連合の加盟国ではこの歌と女王陛下万歳の例だけである。

オリンピックの閉会式では、発祥の地であるギリシャに敬意を表してこの曲が必ず演奏される。

2004年のアテネオリンピックの開会式でギリシャ国歌が演奏されたが、この時の演奏は発祥の地であるギリシャに敬意を表してではなく、開催国として演奏された。

若きライン川上流に

若きライン川上流に(わかきラインがわじょうりゅうに、独: Oben am jungen Rhein)とは、リヒテンシュタインの国歌。

作詞者に関しては公式文書が残されていないが、伝承によると、リヒテンシュタインの南西部の町のバルツェーアスに1852年から1856年までに、当地に赴任していたドイツ人神父のヤーコプ・ヤウホが1850年に作詞したものと言われている。元々は、5番まであったが、1963年に議会の決議において2番までとされ、現在の形になった。表題にある「若き」とは、スイスからリヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、オランダを経て北海へと注ぐライン川の流れを人生にたとえた表現で、リヒテンシュタインの辺りがライン川の「上流」にあたることを意味すると共に、リヒテンシュタインが将来に向けてさらに発展していくことを示唆している。

この詞を、イギリス国歌女王陛下万歳と全く同じメロディーで歌う。

英埃領スーダン

英埃領スーダン

Anglo-Egyptian Sudanالسودان المصرى الإنجليزى

国歌: 女王陛下万歳緑:英埃領スーダン薄緑:1919年にイタリア領リビアに割譲灰色:イギリスとエジプト

英埃領スーダン(えいあいりょうスーダン、イギリス・エジプト領スーダン、英語: Anglo-Egyptian Sudan)は、1889年から1956年までの間、北アフリカにあったイギリスとエジプト(エジプト王国)の共同統治領。人口は8,079,800人(1951年)、面積は2,505,800km²だった。

「英埃」とは、イギリス(英吉利)とエジプト(埃及)、それぞれの漢字表記の頭文字を取った略称。

西インド連邦

西インド連邦

West Indies Federation

国の標語: To dwell together in unity国歌: 女王陛下万歳

西インド連邦(にしインドれんぽう、英語: West Indies Federation)は、1958年から1962年までの間に存在したイギリス連邦内の自治国である。

カリブ海地域の「西インド諸島」にあるイギリス植民地で構成され、連邦制を採用していた。

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