今岡清

今岡 清(いまおか きよし、1948年 - )は、日本の元編集者、天狼プロダクション代表取締役。作家の栗本薫は妻。

概要

横浜市出身。中央大学法学部進学と同時に、SFファングループ「一の日会」に参加する。大学卒業後の1971年、日刊自動車新聞社に3ヶ月勤務したのちに、早川書房に入社、SF担当の編集者となる。

森優(南山宏)が退社した1974年に、長島良三編集長のもとで『S-Fマガジン』の編集者になる。のち、早川浩(現・社長)編集長時代(今岡は編集長代行)を経て、1979年から6代目の『S-Fマガジン』編集長に就任する。1979年から、中断していたハヤカワ・SFコンテストを再開させ、神林長平大原まり子など「SF作家第三世代」の作家たちをデビューさせるなど、手腕を振るう。

一方で、早川書房から距離をおくようになっていた「第一世代」の作家たちとの軋轢もあり、第1回日本SF大賞授賞作『太陽風光点』の文庫化をめぐり、早川書房が堀晃徳間書店を訴えた太陽風交点事件が1981年に起こり、日本SF界に後年まで亀裂を残すこととなった。

また、担当する作家の一人だった栗本薫との交際がスキャンダルとなり、1981年に今岡は先妻と離婚して栗本と再婚した。1991年に『S-Fマガジン』編集長を阿部毅に譲る。1992年、妻の創作活動の支援と主夫に従事するため、早川書房を退社した。天狼プロダクションの社長として舞台製作を手掛けるほか、フリーライターとしてパソコン雑誌への寄稿や翻訳を行う。

2009年に栗本が死去した後は、彼女が残した『グイン・サーガ』の続編プロジェクトの監修を務める。

著書

  • 今岡家の場合は―私たちの結婚 (中島梓共著 学習研究社 1994年10月)

翻訳書

出典

  • 『S-Fマガジン』2014年7月号 今岡清インタビュー

外部リンク

S-Fマガジン

『S-Fマガジン』(エスエフマガジン)は、早川書房が発行しているサイエンス・フィクション専門の雑誌。偶数月25日発売。通称はハイフン抜きの「SFマガジン」。SF界では単に「マガジン」と呼称される。

グイン・サーガ

『グイン・サーガ』は、栗本薫によるヒロイック・ファンタジー小説。豹頭の戦士であるグインを主人公として、架空の世界、架空の時代に生きる、彼を中心とするさまざまな人物の生と死の波乱を描いたサーガ(大河小説)。『三国志』を彷彿させるような、国と国とのあいだで繰り広げられる戦争、策謀、興亡の歴史を背景として、その宮廷、あるいは市井に生きるさまざまな人物の野望、妄執、友情、決別、恋愛といった愛憎が織りなす壮大な人間模様を紡ぎだしていく。1979年(昭和54年)9月の第1巻『豹頭の仮面』の刊行以来、コンスタントに巻数を重ね、100巻を越えてなお多くの読者を獲得しているベストセラー小説シリーズである。

グイン・サーガの原作一覧

グイン・サーガの原作一覧では、栗本薫によるヒロイック・ファンタジー小説『グイン・サーガ』作品、およびグイン・サーガ続篇プロジェクトによる公式続編、公式外伝について述べる。

小説を元にしたミュージカル、コミックスなどの二次作品(栗本薫本人による二次作品小説も含む)については、グイン・サーガの関連作品を参照。テレビアニメについてはグイン・サーガ (テレビアニメ)を参照のこと。

シャドウラン

シャドウラン (Shadowrun) はアメリカ合衆国のアナログゲーム・レーベル、FASAコーポレーションが1989年に発表したテーブルトークRPGシステムの1つ。「古代の魔法が蘇った近未来SF世界」を舞台にしたゲームで、サイバーパンクとファンタジー双方のジャンルを融合させた背景世界を持つ。シェアード・ワールド化され、アメリカでは数多くの小説やゲームが作られている。また、日本でも断続的にその一部が展開されている。

「シャドウラン」(shadowrun)とは、「非合法、あるいは少なくとも合法とは断言できないような一連の活動」を意味する。どのような理由によるものであれ、高額の報酬と引き換えにハイリスクな依頼を引き受けてこの一連の反合法的活動に従事する者達のことを、本作品シリーズではシャドウランナー (shadowrunner) と呼ぶ。

ハヤカワ・SFコンテスト

ハヤカワ・SFコンテストは、早川書房が主宰するSF小説の公募新人賞である。

ハヤカワ・SFコンテスト:1961年に開始。断続的に1992年の第18回まで行われた。

ハヤカワSFコンテスト:2012年に開始。

一の日会

一の日会(いちのひかい)は、日本のSFファングループ(ファンダム団体)である。多くのSF関係著名人などが参加した歴史などから、伝説的存在となっている。

堀晃

堀 晃(ほり あきら、1944年6月21日 - )は、日本の小説家、SF作家、同人作家。兵庫県たつの市(旧龍野市)生まれ。創作落語も手掛けるが、作品数は少ない。宇宙作家クラブ会員。日本SF作家クラブの会員だったが、2014年現在は退会している。兄の堀龍之は松下通信工業常務取締役となったが、ともにSFファンであり、SF作品の共作多数。

太陽風交点事件

太陽風交点事件(たいようふうこうてんじけん)は、1980年代の日本で書籍の出版を巡って争われた出版等差止請求事件の通称。『太陽風交点』事件、太陽風交点裁判とも呼ばれる。事件番号は、東京地裁昭56(ワ)4210号、および東京高裁昭61(ネ)814号。

早川書房

株式会社早川書房(はやかわしょぼう)は、日本の出版社。創業者は早川清。

時の石

『時の石』(ときのいし)は、栗本薫のSF短編、およびそれを表題作とする短編集。

栗本薫

栗本 薫(くりもと かおる、1953年2月13日 - 2009年5月26日)は、日本の女性小説家、評論家。日本SF作家クラブ会員、日本推理作家協会員、日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会員、日中文化交流協会員。

代表作は『グイン・サーガ』、『魔界水滸伝』、『伊集院大介』シリーズなど。『グイン・サーガ』は序盤が英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、韓国語に翻訳されている。

また、中島 梓(なかじま あずさ)名義で、評論活動や作詞作曲、ピアノ演奏、ミュージカルの脚本・演出なども手がけた。本名は今岡 純代、旧姓は山田。夫は『S-Fマガジン』第6代編集長を務め、天狼プロダクションを経営する今岡清。母方の又従兄弟(祖父の姉の孫)に 梶原一明(経済評論家)がいる。

機動戦士ガンダムさん

『機動戦士ガンダムさん』(きどうせんしガンダムさん)は、大和田秀樹の4コマ漫画作品。角川書店の漫画雑誌『ガンダムエース』2001年創刊号から、また同社『4コマnanoエース』Vol.1(2011年3月発売)から、2015年現在に至るまで連載されている。アニメ『機動戦士ガンダム』を基にしたギャグ漫画であり、原作の様々な名シーンがパロディ化されている。

本項目では、同タイトルの単行本に収録されているストーリー漫画、および本作品のストーリーをベースに制作されたミニテレビアニメ『ガンダムさん』についても扱う。

角川ホラー文庫

角川ホラー文庫(かどかわホラーぶんこ)は、KADOKAWAが発行する文庫レーベル。ホラー小説が中心。1993年4月創刊。あらゆるジャンルの恐怖が味わえる作品を提供している。日本ホラー小説大賞や『幽』怪談文学賞を受賞した作品のほか、書き下ろしの作品も収録されている。『呪怨』『クロユリ団地』など、ホラー映画のノベライズが特徴。近年ではライト文芸に属する作品も目立つ。2013年9月までは、角川書店が発行していた。現役作家の作品の他に、江戸川乱歩や横溝正史、夢野久作ら物故作家の作品も収められている。本文庫のマークは、アルファベットの「h」の文字を図案化したものである。

This page is based on a Wikipedia article written by authors (here).
Text is available under the CC BY-SA 3.0 license; additional terms may apply.
Images, videos and audio are available under their respective licenses.