イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ

イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ (Israel Aerospace Industries, IAI) は、イスラエルの主力航空機メーカーでイスラエル国防軍の軍用機などを製造している。2007年の時点で16,000人の従業員を抱える。

IAI自身も軍用機や民間機の開発と生産をするだけでなく、ガルフストリームなど国外製の製品も製造している。加えて、ミサイルアビオニクスの研究にも携わっており、アビオニクス面では陸上兵器や軍艦などのシステムも開発している。これらは、主にイスラエル軍向けとなっているが、国外にも輸出されている。

また、それまでの社名であったイスラエル・エアクラフト・インダストリーズも正確に取り扱う分野を反映させるため、2006年11月6日に現在の社名へ改名した。

製品

民間航空機

生産機

既存機の改修および航空装備

軍用機

試作機

生産機

無人航空機

無人攻撃機

  • IAI ハーピー
  • IAI ハロップ
  • IAI ハーピーNG
  • IAI グリーンドラゴン
  • IAI ロテム L

既存機の改修

ミサイル

宇宙ロケット

人工衛星

艦艇

いずれもIAI RAMTA部門による開発、製造。

  • ダブール級哨戒艇
  • ドヴォラ級哨戒艇
  • スーパードヴォラMk.II級哨戒艇
  • スーパードヴォラMk.III級哨戒艇

その他

関連項目

外部リンク

1963年の航空

< 1963年

1962年の航空 - 1963年の航空 - 1964年の航空

EROS (人工衛星)

EROS(Earth Resources Observation Satellite)はイスラエルの商用地球観測衛星シリーズ。ImageSat Internationalが所有・運用している。イスラエル・エアロスペース・インダストリーズが設計・製造を行い、光学機器はEl-Opが提供。EROS AとEROS Bがそれぞれ2000年と2006年に打ち上げられた。

IAI アラバ

IAI アラバ(ヘブライ語:עֲרָבָה、ヨルダン地溝帯のアラバの谷から命名)は、イスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が1960年代遅くに製造した小型STOL多用途輸送機である。

アラバはIAIが設計して量産に入った最初の主要な航空機であり、軍用と民間向け双方の市場を狙っていたが、比較的少数が生産されただけであった。顧客は主に第三世界の諸国で、スワジランドとタイ王国といった国と共に特に中央アメリカと南アメリカの国々であった。

IAI ウェストウィンド

IAI ウェストウィンド(Israel Aircraft Industries (IAI) Westwind)はアメリカ合衆国で開発され、後にイスラエル・エアロスペース・インダストリーズで20年間にわたって生産されたビジネスジェットである。

RAMTA RBY偵察装甲車

RAMTA RBY偵察装甲車は、イスラエルのIAI社RAMTA部門で開発された装輪式の偵察装甲車である。

RQ-2 パイオニア

RQ-2 パイオニア(Pioneer,英語で先駆者の意)はアメリカ合衆国のAAIコーポレーションとイスラエルのIAI - MAZLAT部門が共同開発した軍用の無人航空機である。アメリカ海軍、および海兵隊で運用されている。

アメリカ海軍は1986年から配備を開始し、始めは戦艦の射撃観測用として運用されていたが、現在では偵察、観測、捜索救難、心理作戦などさまざまな任務に使用されている。アメリカ海兵隊は1987年に配備を開始した。

離陸の方法は艦船の場合ロケット補助推進離陸、陸上の場合車載のカタパルトもしくは滑走して行う。任務終了後は大型のネットを使って回収される。

75ポンドのペイロードがあり、5時間の飛行が可能である。機体下にはEO/IRセンサーが搭載されており、撮影したアナログビデオ映像をCバンドLOSデータリンクによりリアルタイムで地上に送信することができる。

アメリカ海軍は旧式化したパイオニアの後継として、ノースロップ・グラマン製のヘリコプター型UAVであるMQ-8 ファイアスカウトを選定している。ファイアスカウトは2002年に初飛行したが、実戦配備には時間がかかるとして、パイオニアからの更新は2015年以降になるとされている。海兵隊のパイオニアは2007年頃からAAIコーポレーションで開発されたRQ-7 シャドウに更新されている。

RQ-5 (航空機)

RQ-5 ハンター(hunter, 英語で猟師の意)は、アメリカ陸軍が師団や部隊指揮官レベルで使用するために開発された短距離無人航空機システムである。イスラエル・エアロスペース・インダストリーズで開発されたハンター UAVを元にTRW(2002年にノースロップ・グラマンが買収)社が開発した。

機体の前後にエンジンとプロペラを配置した双発・双テイルブーム形態で、離陸と着陸(アレスティングギアを使用)は滑走路で行う。機体に搭載したジンバルEO/IRセンサーで撮影した映像は、C-バンド見通し線データリンクにより空中にいる他のRQ-5を中継して、リアルタイムで地上に送信される。

1993年に納入契約が結ばれ、1995年から運用が始まったものの、より高性能なRQ-7 シャドーの登場により間もなく調達は打ち切られた。1999年にはコソボで実戦投入されている。

派生型としてGBU-44 ヴァイパーストライク誘導爆弾を搭載できるMQ-5A/Bも存在するが、アメリカではMQ-1Cにより代替されることになり2015年に運用を終了。現在はベルギーでのみ運用されている。ベルギーの機体はB-ハンターと呼ばれ、若干仕様が異なる。

SPYDER 地対空ミサイルシステム

SPYDER (Surface-to-air PYthon and DERby)は、イスラエルで開発された地対空ミサイルシステムの名称である。

TCM-20対空機関砲

TCM-20対空機関砲はイスラエルのIAI社によって開発され、イスラエル国防軍および輸出先で運用された口径20mmの2連装対空機関砲である。TCM-20対空機関砲の概略構成は、フランス製のイスパノ・スイザ HS.404 20mm機関砲を、アメリカ合衆国のマークソン社製 M45機関銃架 に搭載した物となっている。

アロー (ミサイル)

アロー(Arrow)は、イスラエルの弾道弾迎撃ミサイルである。開発製造の主契約企業はIAI。アメリカ合衆国の資金および技術援助を受けて開発された。ミサイル発射機・レーダー・射撃管制センターを含めた迎撃システム全体をアロー兵器システム(Arrow Weapon System:AWS)と称する。本項は兵器システムを含めて記述する。

エリコ (ミサイル)

エリコ(ヘブライ語: יְרִיחוֹ‎、英語: Jericho)はイスラエルの弾道ミサイルシリーズである。

エリコ1からエリコ3までが確認されている。

オフェク

オフェク(Ofeq, ヘブライ語: אופק‎、「水平線」の意)はイスラエルの偵察衛星シリーズ。1988年にオフェク1が打ち上げられ、この衛星はイスラエルが自国で打ち上げた初の衛星であり、イスラエルは世界で8番目に自国の能力で衛星を打ち上げた国となった。

オフェクシリーズはオフェク8を除き全てパルマヒム空軍基地からシャヴィトロケットによって打ち上げられている。イスラエル・エアロスペース・インダストリーズが設計・製造を行い、エルビットシステムのEl-Op部門が光学機器を提供している。

ガブリエル (ミサイル)

ガブリエル(ヘブライ語: גבריאל‎)は、イスラエルが開発・製造した対艦ミサイルである。また、派生型として中華民国(台湾)海軍が雄風I型(ゆうふういちがた、中国語ラテン翻字: Hsiung Feng I)を開発している。

シャヴィト

シャヴィト(ヘブライ語: שביט‎)はイスラエル宇宙局(ISA)が開発しイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が製造する人工衛星打ち上げロケットである。名称はヘブライ語で彗星を意味する。

ナメル (航空機)

ナメル(ヘブライ語: נמר‎、Nammer、ヒョウの意)は、イスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズが開発した試作戦闘機。1980年代後半、クフィルのアップグレード版として、キャンセルされたラビの技術を組み込んで開発されたプライベート・ベンチャー機である。

当初、クフィルの原型機にあたるミラージュIIIとミラージュ5のアップデート計画として報道された。エンジンはミラージュIIIのスネクマ アター (ただし後期型の9K50を採用している)のままで火器管制レーダーをEL/M-2011またはEL/M-2032に更新する空対空型か、エンジンをより高性能な新型のゼネラル・エレクトリック F404へ換装する航続距離・飛行性能向上型の提案であった。計画が進み、機体を新規に製造し、EL/M-2032レーダーを標準装備としてエンジンは顧客がスネクマ M53、F404およびその派生型のボルボ RM12、ラビにも採用されたプラット・アンド・ホイットニー PW1120から選択する形式となった。F-16Cとミラージュ2000を主要な競合機とし、その半額で販売できるとしたナメルは、最低80機の受注により生産を開始する予定であった。しかし、結局は受注を得ることができず、ラビと同様に計画は中止された。

バラク (ミサイル)

バラク(Barak)は、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)とラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズが共同開発した艦対空ミサイルである。個艦防空ミサイル型のバラク-Iと、これを発展させた艦隊防空ミサイル型のバラク-8がある。

ヒンドスタン航空機

ヒンドスタン航空機(Hindustan Aeronautics Limited - HAL)はインドのバンガロールを拠点とするアジア最大規模の航空機製造会社である。軍用機の開発、生産、空港の運用に供する航法、通信システムの供給を行い空港の運営も行う。

HALは南アジアにおいて初めて軍用機の製造を行った。徐々に力をつけ、現在ではジェットエンジンやヘリコプターの組み立ても行う。ナジク、コロワ、カンプー、ハイドラバード等にも拠点がある。ドイツの航空機技術者であるクルト・タンクを招聘してインド初のHF-24戦闘爆撃機を開発した。

HALはエアバスやスホーイ設計局やイスラエル・エアロスペース・インダストリーズやミコヤンやBAE、ダッソー、ドルニエ、インド宇宙研究機関等と長年にわたるつながりがある。

ベレシート

ベレシート (ヘブライ語: בְּרֵאשִׁית‎、英語: Beresheet) は、イスラエルのSpaceILによって開発された月探査機。

国防省 (イスラエル)

国防省(ヘブライ語: מִשְׂרַד הַבִּטָּחוֹן‎, Misrad HaBitahon,英語: Ministry of Defense )は、イスラエル国の政府機関であり、内的および外的な軍事的脅威から現代イスラエル国家を守るために責任を有する機関である。

政治的なトップは国防相であり、官庁はテルアビブにあるハキリヤに位置している。

国防省は、イスラエル国防軍(IDF)、イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(IMI)、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)を含め、イスラエル治安部隊 (Israeli security forces)のほとんどを監督している。

国防省は、イギリス軍がパレスチナを退却し、イギリス委任統治領パレスチナが終わりを告げた際に、イスラエル国家が形成されると同時に創立された。イギリスの統治中に勃興したハガナーなどの民兵組織は終わりを遂げ、正式に作られたユダヤ人国家の国軍へと取って代わられた。初代国防相は、 イスラエル独立宣言が発せられた同日の1948年5月14日より、臨時で務めた初代首相のダヴィド・ベン=グリオンである。

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